劇団四季観劇歴20年を超える私が、劇団四季の『ライオンキング』がつまらないかを、友人・口コミを通して検証しました!
ミュージカル初心者の友人を何人も劇団四季の『ライオンキング』に連れていった結果、「ん~」と反応する友人がたま~にいます。
口コミにも「つまらない」というものがありますが、劇団四季『ライオンキング』は本当につまらないのでしょうか?
この記事では、劇団四季『ライオンキング』がつまらないと本当に思われているのかを検証すると同時に、逆に「最高!」と言われている見どころを紹介します。
おすすめの席も案内していますよ。
この記事が、あなたの観劇の参考になると嬉しいです♪
劇団四季のライオンキングはつまらないのか?その真相は?
劇団四季の『ライオンキング』がつまらないと言われている理由を、私の友人の反応と口コミから考察しました。
つまらないと思われた理由は2つです。
- ストーリーが合わなかった
- 俳優が期待通りではなかった
細かく説明しますね。
ストーリーが好みでなかった
私のある友人のケースですが、実はラブストーリーが好みで、華やかな舞台が好きだったんですよね。
『ライオンキング』のような主人公の成長物語は、言ってしまえばストーリーが地味で、いまひとつ心に響かなかったようです。
ただし、目の前で繰り広げられる舞台は凄かった!と言っていました。
ヒヒのラフィキの「ナァーツィーゴンニャーババーズィババー」の歌で舞台の幕が上がり、会場全体がサバンナに変わる瞬間に引き込まれ、迫力あるダンス、俳優たちの圧倒的な歌唱力など、舞台上全てに目が離せなかったそうです。
終演後には、「劇団四季は凄いね!他の舞台を観てみたい!」と興奮しており、後日『マンマ・ミーア!』に連れて行き、大満足していました。
『ライオンキング』は広大なサバンナを舞台としているため、自然の美しさや迫力を感じますが、舞台上の華やかさには欠けているんですよね。
登場人物の色合いも地味な動物たちです。
劇団四季の『ライオンキング』は、舞台も俳優陣のクオリティも高いので見応えはありますが、華やかさやラブストーリーを求めている人にとっては、他の公演の方がさらに満足する可能性は高いでしょう。
俳優が期待通りではなかった
口コミで見かけたのが、俳優全体でみるとダンス力も歌唱力も高いのに、ある一人だけがどうやら体調不良で、やっと声を出している感じで残念だった、というものです。
劇団四季は入団するのに厳しいオーディションを通過する必要があります。
そして作品に出るためには、また劇団内でその作品のオーディションに合格しなければなりません。
そのため出演する俳優は、歌もダンスも高いクオリティを持っています。
そうは言っても、俳優も人間です。
劇団四季の『ライオンキング』はロングラン公演のため、体調を万全にしきれない時もあるのでしょう。
本来なら、プロなのですから体調管理には気を付けていただきたいし、万が一体調が万全でないなら代役を立てるなどしてほしいですけれども、そうもいかないこともあるのかもしれません。
ちなみに私は長年劇団四季の舞台を観てきましたが、俳優のクオリティが低いと思う公演にあたったことはありません。
全体的に、やはりすごい方たちの集団ですよね。
体調不良と思われる方の公演にあたってしまった方には、「気の毒でしたね」としか言いようがありません。
期待した分のガッカリ感、わかります。。。
言えることは、体調不良だと思われる演技に当たってしまったのがたまたま『ライオンキング』の公演であって、『ライオンキング』自体がつまらなかった、というわけではないということでしょう。
劇団四季のライオンキングの見どころ
劇団四季の『ライオンキング』の見どころは
- 観客の想像力を掻き立てる演出
- 臨場感あふれる舞台
でしょう。
観客の想像力を掻き立てる演出
劇団四季の『ライオンキング』の観客の想像力を掻き立てる演出は、すごいですよ。
登場する普通ではない動物たちが、普通に見えてくるんです。
動物によって形態は異なりますが、例えばお面を頭につけているシンバやナラやムファサなど。
ライオンのお面の下に人間の顔が出ているので、顔が二つあるんです。
プンバァは頭頂部から人間の顔が出ているし、ティモンやザズはパペットを操っている人が丸見えです。
これらの一見して不自然な動物たちが、上演開始後すぐに舞台上や客席に現れます。
音楽、舞台、迫力ある動物たちの効果が相まって、会場全体が一気にサバンナ化し、不自然な動物が野生の動物に見えてくるんです。
これは言葉に書いてもなかなか伝わらないので、ぜひ会場で味わってみてください。
臨場感あふれる舞台
劇団四季のライオンキングは、観ている人も動物たちの一員になったかのような、臨場感を味わえるのも醍醐味なんです。
幕が開けるとそこには、シンプルな朝日だけの舞台があるのですが、それがかえってサバンナの広さを醸し出しています。
動物たちは舞台上からだけでなく、客席からも登場するので、観ている私たちのテンションがちょっとあがっちゃいます。
私たち観客の目は客席の動物を追い、動物とともに舞台に上がるので、まるで自分もサバンナの動物の一員のような視線となり、作品と一体になったような感じを味わえるんです。
場面はサバンナ、ジャングル、河などスムーズに変わっていきます。
舞台照明、装置、音響がうまく使われ、本当に自分がその世界にいるかのようです。
そこに俳優たちのレベルの高い歌やダンスが加わるのですから、舞台から一時も目を離せません。
劇団四季の演出は考えられていて、すごいなぁと感心してしまいますよ。
劇団四季のライオンキングでおすすめの席は?
劇団四季の『ライオンキング』を初めて見るなら1階センターか、通路側の席、6〜12列目付近が私個人としてはおすすめです!
『ライオンキング』は舞台全体を使うので、端から見るよりもセンターから見た方が、舞台を余すことなく見渡せます。
また、客席を動物たちが通る演出があるので、通路側だと間近で見られますよ。
舞台との距離ですが、表情をはっきりと見たい場合なら、できるだけ前方がおすすめです。
しかしそうでないのなら、6列目〜12列目あたりが良いでしょう。
『ライオンキング』の舞台は広いので、前すぎる席だと全体が見渡せないからです。
2階前列も、全体が見渡せるので良いですね。
私はCの座席で見たことがないのですが、C席は舞台上方が見えず、イライラするという書き込みをたくさん見ました。
C席は何度もライオンキングを観ている、リピーターさんが楽しむ席のようですよ。
内容を知っているので雰囲気が楽しめ、チケット代が安いので何度もリピートできますからね。
ですから、初めて『ライオンキング』を観るなら前方すぎず、後ろではない、センターか通路側がおすすめです!
劇団四季のライオンキングはつまらないかの検証結果!
劇団四季の『ライオンキング』はつまらない?の答えはこれ!
- 成長物語には興味がない、ラブストーリー好きには向いていない
- ほとんどの人は楽しめる作品
劇団四季の『ライオンキング』は、臨場感のある演出で、観ている私たちをあっという間にサバンナやジャングルへと連れて行ってしまいます。
動物たちは不思議な姿をしていますが、劇団四季の演出や俳優たちの動き、演技で自然と動物に見えてくるんですよ。
そしてクオリティの高い俳優陣の歌やダンスに魅了され、あなたの目・耳・心はきっと舞台に釘付けにされることでしょう。
劇団四季の『ライオンキング』は、老若男女が受け入れやすい作品だと思います。
この記事が、あなたの観劇のお役に立てたら嬉しい限りです。
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