劇団四季のコーラスライン再演!キャストが語った作品の魅力とは

劇団四季 コーラスライン 再演

劇団四季のコーラスラインが再演決定!
「劇団四季のコーラスラインってつまらないって聞くけど、どうなの?」
と、気になるあなたは、このマニュアルを読んでください。

劇団四季のコーラスラインの魅力を、劇団四季歴20年超えの私がしっかりとお伝えします。
劇団四季のコーラスラインが向いていないな、という人についても書いているので、観劇するかどうかの目安にもなるでしょう。

劇団四季のコーラスラインに出演した過去キャストの声も集めましたので、このマニュアルを読めば劇団四季のコーラスラインを通常以上に楽しめること間違いなしです!

劇団四季のコーラスラインが再演決定!

劇団四季のコーラスラインが再演されますね!
開催:202666日(土)~712日(日)
場所:自由劇場(東京)
※8月1日からは、全国公演が予定されています。

2021年の全国公演が最後の公演だったので、実に5年ぶりの再演です。
自由劇場での公演に至っては、2016年が最後だったので、10年ぶりの公演になります。

チケット発売やスケジュール詳細はまだ未定なので、決まり次第お伝えしていきますね

 

劇団四季のコーラスラインは初心者でも楽しめるか?

劇団四季のコーラスラインを初心者が楽しめるかどうかは、人によります
初心者に限らず、次のタイプの人なら、劇団四季のコーラスラインを楽しめるでしょう。

【楽しめる人・向いている人】

  • ヒューマンドラマが好きな人
  • 俳優のバックグラウンドに興味がある人
  • 一途に努力することが好きな人

反対に、劇団四季のコーラスラインをつまらないと感じる人は、次のようなタイプです。

【つまらないと思う人・向いていない人】

  • 華やかな舞台じゃないとイヤ
  • ラブストーリー要素がないとダメ
  • ハラハラ・ドキドキ・ワクワク感がないとダメ

劇団四季のコーラスラインの舞台は、とてもシンプルです。
大掛かりな装置などありません。
舞台にただ照明があるだけ、全体的にはそのような雰囲気の中、ストーリーが進んでいきます。

ミュージカル特有の華やかさを期待して来場すると、全く違う雰囲気に落胆するでしょう。
しかし、先に挙げた楽しめる・向いているタイプに当てはまる人なら、大満足すること間違いなしの舞台です。

既に劇団四季の舞台を観たことがある人で、「華やかさがない舞台はちょっと」と言う人にも、実は観ていただきたいな、と私は思います。

推しの俳優さんがいるなら、特に観ていただきたいです!

コーラスラインの舞台に立っている俳優さんたちは、誰かを演じてはいますが、舞台にかける思いはきっとこうなんじゃないかな、と思えるからです。
私はフィクションでありながらどこかノンフィクションなんじゃないかな、と毎回思いながら観ていて、少し俳優さんたちの思いに近づけたような気がしています。



劇団四季のコーラスラインのあらすじは?

舞台は、ミュージカルの本場、ブロードウェイ。
今から、コーラスダンサーのオーディションが行われようとしており、多くのダンサーが集まっていた。

進んでいくオーディション、次々に不合格者が退出していく中、17人のダンサーが残り、彼らが1本のラインに並ぶ。
演出家のザックが言う、「これから履歴書に書いてないことを話してもらおう」と。
ザックは表面上のことではなく、自分の言葉で自分を語るように、リクエストしたのだ。

戸惑うダンサーたちだったが、一人ずつ自分のこと、自分の過去のことを語りだす。

  • 子供時代の恵まれない環境の中、バレエを救いの場としていたマギー、シーラ、ビビ
  • オーディションで「ダンス10点、ルックス3点」と落選続きの結果、整形したヴァル
  • ホモ・ショーに出演していたことが両親にバレてしまったポール
  • 芸能コースの高校で、劣等生のレッテルを張られたディアナ
  • ハリウッドスターに転身し、挫折を味わったキャシー

など、中には、人に言いたくない過去さえも赤裸々に語っていくダンサーたち。
それぞれが異なる境遇、異なる悩みを持って生きている。
一人ひとりにスポットライトがあたり、その人の人生の中ではその人が主役だ。

オーディションが進んでいく中、ポールが足を痛め、病院に運ばれてしまう。
オーディションは重い空気の中続いていき、さらに演出家のザックが問う。

「もし、今日を最後に踊れなくなったらどうする?」



劇団四季のコーラスラインの見どころは?

私が思う、劇団四季のコーラスラインの見どころは、下記の4点です。

  • レベルの高い一人ひとりのダンス力
  • リアリティのある演技
  • キャシーのダンスシーン
  • 『愛した日々に悔いはない』

レベルの高い一人ひとりのダンス力

ダンスのオーディションがメインのストーリーだけあって、劇団四季内でもレベルの高いダンサーが出演されています。
ところが、このダンスレベルの高さ、メインの17名の役だけではないのですよ!

オーディションからすぐに落ちてしまう人たちもいるのですが、この人たちのダンスもやはりレベルが高いんです!
振りを間違えてオーディションを落ちる役でも、実際は完璧に踊れるようにしたうえで、演技で踊れない役を演じるそうなんです。
そして落ちるとわかっているのに、受かる気迫で舞台に立つ、なかなか難しいですよね。

完璧に踊れるようにしてから、踊れない演技をするんですね?!

だからこそ、全員がそろって踊っているシーンは、全員が受かるぞ!という迫力があり、緊張感があるんですね。

リアリティのある演技

舞台に採用されたいから受けるオーディション。
劇団四季団員の方なら、常時そのような状況に置かれているのでしょう。
そのため、役であっても根底は本音なんだろうな、と思いながら作品を見られます。
現実と舞台が入り混じる、他の作品にはない見方ですよね。

自分の推しの俳優さんがいるなら、『コーラスライン』に出ていなくても、このように頑張っているのだな、と思いをはせることもできます。

キャシーのダンスシーン

もう、スゴイ!の一言です。
舞台上に並んだ鏡の前で、真っ暗な中、一人スポットライトを浴びて踊るんです。
他にキャストはいません。
本当に一人舞台。
目の前には観客、背後には一面の鏡。
もう、360度人の目に触れているかと思うと、そのプレッシャーはいかほどでしょう?!

私は毎回、目が釘付け。息をのむほどの素晴らしいダンスシーンです

ダンスがキレイとかいう前に、気迫を感じるダンスシーンで、会場の空気がシーンと研ぎ澄まされている感覚があります。

『愛した日々に悔いはない』

『愛した日々に悔いはない』は、劇団四季のコーラスラインの中でも有名な歌です。
「舞台俳優の人生を表した歌」とのことで、この歌が歌われる場面では、私は毎回目がウルウルしてしまいます。

劇団四季のコーラスラインを見始めた当初は、この歌を聴きながら、舞台に立っている人たちはこんな思いでひたむきに頑張っているんだな、と思ってウルウルしていました。
しかし観る回数が増えるにしたがって、この歌詞が自分自身に刺さるように。
自分は悔やまないような人生を送っているかな、それくらい情熱をかけて何かに打ち込めているかな、止まっている場合じゃない、と。

劇団四季のコーラスラインを観ると、自分の人生を振り返るきっかけになる、という人は私を含め、少なからずいるようです。
そして、こんなに頑張っている人たちがいるんだ、自分も頑張ろう!と思えるのです。

私にとって劇団四季のコーラスラインは、背中を押してくれる作品です



劇団四季のコーラスラインキャストが語った『コーラスライン』とは?

劇団四季では、過去に何度も『コーラスライン』を上演してきています。
その中で、過去に出演した俳優に「あなたにとってコーラスラインとは?」と、インタビューをしているので、紹介しますね。
(既に劇団四季を退団されている方も含まれています)

シーラ役を演じた増本藍さん:
「舞台に対して、今自分がどう向かい合っているのか見直すことが出来る作品」

マイク役を演じた斎藤洋一郎さん:
「毎日が舞台のオーディション、自分そのもの」

リチー役を演じた西尾健治さん:
「リチーと重なる部分がある。これに出るのが夢だったんじゃないかと思うくらいの作品。大切な作品」

ディアナ役を演じた熊本亜記さん:
「共感するセリフは『あたしたちみんな好きでここにいるのよ』。全員の顔を見ると、劇中だけでなく本当に一人ひとりが自分と向かいあって、その時を生きていると実感。みんな同じ方向を向いて、メッセージを伝えようとしている人たちなんだな、と思うと胸が熱くなる」

キャシー役を演じた坂田加奈子さん:
「これだけ歌あって、芝居あって、ダンスあって、挑戦の場」

オーディションのストーリーなので、役を演じていても、自分と重なる部分が多いようですね

特に熊本亜記さんの「みんな好きでここにいるのよ」に共感されているお話には、私も胸が熱くなりました

そして、インタビューの最後、
「舞台を選んだ人生に後悔はあるか」と聞かれて、全員が「ありません!!!」
と力強く答えていたのが、とても印象でした。

 

劇団四季のコーラスライン再演は見逃すな!

私にとって、劇団四季のコーラスラインは、とても素晴らしい作品です。
だからこそ、多くの方に進めたいのですが、やはり苦手な人もいるでしょう。

劇団四季のコーラスラインがおすすめの人は、

  • ヒューマンドラマが好きな人
  • リアルな俳優のバックグラウンドに興味がある人
  • 一途に努力することが好きな人

劇団四季のコーラスラインは、ちょっと苦手かもと思える人は、

  • 華やかな舞台じゃないとイヤ
  • ラブストーリー要素がないとダメ
  • ハラハラ・ドキドキ・ワクワク感がないとダメ

それでも、俳優さん達が普段どのようにして舞台に立っているかなどの思いも感じ取れるので、見てみてほしいな、とは思います。

劇団四季『コーラスライン』は
開催:2026年6月6日(土)~7月12日(日)
場所:自由劇場(東京)
※8月1日からは、全国公演が予定

詳細が決まったら、またこちらの記事にアップデートしていきたいと思います!

劇団四季は、コーラスラインの他にもおすすめの作品がたくさんあります。
タイプは異なりますが、ご機嫌の曲で楽しくハッピーになれるこちらもおすすめ!

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